Computer & RF Technology

Si5351Aの使い方と動作

Si5351AクロックジェネネータをFriskSDRのローカルや、NanoVNAの信号源として試用してみています。Si5351Aの仕様では、上限は200MHzまでとされていますが、実際に試してみたところ300MHzを越える周波数まで発生させられるようです。以前最初に試した様子を書きましたが、その後の知見をまとめておきます。

Maker Faire Tokyo 2016に展示します

告知を出すのが遅くなってしまいましたが、8/6と8/7のMaker Faire Tokyo 2016に出展します。今回の展示内容のメインはこれまで試作してきたマイコンベースのSDR受信機です。LPC-Link2を使ったSDRの実験を雑誌記事として紹介してきましたが、なかなか実物をご覧いただく機会がありません。実はこれまでMaker Faireに数回出展したときに、さりげなく置いてあったのですが、今年はソフトウェア受信機をメインに出展の申込をしてみました。

Si5351Aを使った超小型SDR: FriskSDR

FriskSDRは、主要なパーツに汎用MCUのSTM32F303、コーデックにTLV320AIC3204、ローカル発振器にSi5351Aを使った0-50MHz程度までカバーするダイレクトコンバージョンな広帯域受信機です。復調はソフトウェアにより信号処理。ミキサにアナログスイッチを使っているので歪みも少ないという特徴があります。

NanoVNA(仮称)を製作予定です

先日クロックジェネレータチップSi5351Aを試していましたが、ふとこれを使ってVNA (ベクトルネットワークアナライザ)を作れるんじゃね、と思いついてしまいました。以前試したVNWAのクローンではDDSチップを二つ使っていましたが、Si5351Aなら個別に周波数を設定できる出力が3つもあります。