Computer & RF Technology

校正用キャリブレーションキットCALKITを自作する

ネットワークアナライザを活用するためには、インピーダンスの基準となる校正用のアダプタ=キャリブレーションキットが必要になります。測定器用のアクセサリとして市販されているものは高価ですが、低い周波数向けでしたら自作でも充分実用になりますので、Webで見つけた先例を参考に、今回新たに作成してみました。

NanoVNAの信号から反射係数を計算し周波数特性をプロットする

ベクトルネットワークアナライザNanoVNAの実験の続きです。ネットワークアナライザでは、発生したRF信号に対する被測定物(DUT)の応答を、振幅と位相で計測するのですが、結果は反射係数として複素数で得られます。反射係数を波形の信号から求めるのが今回の目的です。反射係数が得られるようになったら、周波数をスキャンさせながらこれを実行することで、周波数特性が得られることになります。プロットすると見慣れたグラフが得られるはずです。

Si5351Aの使い方と動作

Si5351AクロックジェネネータをFriskSDRのローカルや、NanoVNAの信号源として試用してみています。Si5351Aの仕様では、上限は200MHzまでとされていますが、実際に試してみたところ300MHzを越える周波数まで発生させられるようです。以前最初に試した様子を書きましたが、その後の知見をまとめておきます。

NanoVNA(仮称)を製作予定です

先日クロックジェネレータチップSi5351Aを試していましたが、ふとこれを使ってVNA (ベクトルネットワークアナライザ)を作れるんじゃね、と思いついてしまいました。以前試したVNWAのクローンではDDSチップを二つ使っていましたが、Si5351Aなら個別に周波数を設定できる出力が3つもあります。