Computer & RF Technology

ubloxのGPS LEA-6Tの実験ボードを作って試してみる

GPSは携帯電話やカーナビなど実に至る所で使われています。数多く使われているだけあって、その価格も非常に安価になってきています。下の写真は先だって入手してみた、今回の主題とは別のGPSモジュールです。Droneなどの自律飛行のために、Arduinoベースのフライトコントローラに接続して使うもののようです。載っているGPSのモジュールは、ublox NEO-6Mという小型のもので、パッチアンテナも付属しており、電源5Vが2本、シリアルの入出力で2本の計4本の接続だけでこのままで使うことが可能です。ちゃんとバックアップバッテリやEEPROMも搭載されており、たとえ外部からの電源が途切れても短時間で測位を再開できるようになっています。

ADF4351とAD8307を組み合わせて周波数特性を取ってみる

以前アナログデバイセズのADF4351を使用したPLLシンセサイザ基板を作成しました。このチップはPLLにVCOとディバイダが内蔵されており、40MHzから4.4GHzまで任意の周波数まで発生することができます。これを活用してみたく、PICを使ってUSBでコントロールすることのできる基板を作成しました。MLFまたはQFNという足が表に出ていないチップを果たして自作で使うことができるのかのチャレンジでしたが、実際には予想していたよりも案外すんなりとハンダ付けできることがわかったことが収穫でした。

ADF4351でPLLシンセサイザを作ってみる

先日のPIC18F14K50で制御したかったチップは、今回のお題であるアナデバのADF4351です。このチップはVCOを内蔵したPLLシンセサイザチップで、内蔵ディバイダとの組み合わせで、35MHzから4400MHzまでと非常に広帯域な周波数範囲を出力可能です。ちょこっと発振器が欲しいとき、任意の周波数を設定できるのはとても便利です。

PIC18F14K50によるUSBの開発環境をMPLabXとMac OSXで準備する

使ってみたいと思うような面白いチップには必ずと言ってよいほどSPIやI2Cなどのインターフェースがあり、これを制御するには何らかのコントローラが必要です。以前DDSをFT232RLのBitBangモードで制御してみましたが、スタンドアロンでも動作させたいならマイコンで制御するのが鉄板です。マイコンはたくさんの種類があり迷ってしまうほどです。なるべく小さなマイコンを使いたいのですが、ここ数年はAVRを第一選択として使用してきました。その最大の理由は「普通のgcc」で開発できるのと、Arduinoのコード資産やノウハウが流用することができるからです。