Computer & RF Technology

AD8302+抵抗ブリッジ+ADF4351でADS-Bアンテナを観測しipython notebookでグラフにする

ADS-Bアンテナを自作する場合、たとえ設計通りのサイズに作ったとしても、適切に製作調整できているかどうかよくわかりません。全体のサイズが小さいので、ごく僅かな数ミリのズレでも大きく影響しそうです。ネットワークアナライザがあれば一発で挙動を観察できますが、普通はそんなモノがあるわけもなく、例の自作品は現状では1090MHzをまともに観測できる状態ではありません。

ADF4351とAD8307を組み合わせて周波数特性を取ってみる

以前アナログデバイセズのADF4351を使用したPLLシンセサイザ基板を作成しました。このチップはPLLにVCOとディバイダが内蔵されており、40MHzから4.4GHzまで任意の周波数まで発生することができます。これを活用してみたく、PICを使ってUSBでコントロールすることのできる基板を作成しました。MLFまたはQFNという足が表に出ていないチップを果たして自作で使うことができるのかのチャレンジでしたが、実際には予想していたよりも案外すんなりとハンダ付けできることがわかったことが収穫でした。

RTLドングルとPLLシンセサイザで周波数特性測定を試みる(失敗)

先日ADF4351を使ったPLLシンセサイザについて書きましたが、これを作った理由はRTLドングルと組み合わせてスカラーネットワークアナライザ(SNA)を作れないか、と考えたからです。ADF4351Fによるシンセサイザは、35M-4.4GHzの任意の周波数信号を生成できます。一方RTLドングルは、30M-1.5G程度まで任意の周波数を受信することができます。これらを組み合わせれば、周波数特性を計測する系を構成できそうな気がします。

ADF4351でPLLシンセサイザを作ってみる

先日のPIC18F14K50で制御したかったチップは、今回のお題であるアナデバのADF4351です。このチップはVCOを内蔵したPLLシンセサイザチップで、内蔵ディバイダとの組み合わせで、35MHzから4400MHzまでと非常に広帯域な周波数範囲を出力可能です。ちょこっと発振器が欲しいとき、任意の周波数を設定できるのはとても便利です。