Computer & RF Technology

RTLSDRドングル用にHF Up Converterを作る

以前RTL2832UドングルでHFを受信するためにダイレクトサンプリングを試してみました。受信はできたものの、感度やスプリアスの点で満足できませんでした。もう一つの方法として、アップコンバータを検討をしていましたが、基板をオーダーで作って動作させてみましたのでそのメモです。

Webブラウザで144MHzのアマチュア無線を受信してみる

RTL2832Uドングルで使うrtl-sdrには、rtl_tcpのほかにもいくつかコマンドが含まれています。そのなかでもrtl_fmというコマンドはその名から予想されるとおり、FMを受信することができます。これはFM放送だけではなく、アマチュア無線のような狭帯域NBFMも復調できます。実はヘルプを見てみるとAMやSSB(LSB/USB)、果てはCWの復調やI/Q信号を取り出すことまで可能なようです。復調周波数や復調モードなどはすべてコマンドライン引数で指定することができます。

RTL2832UドングルにHF受信用プラグインフィルタを付けてみる

先日RTL2832Uドングルをダイレクトサンプリングで使ってHFを受信してみましたが、混変調(特にFM放送の)があるのが観察されました。HF受信にはフィルタがあったほうがいいかなと感じましたので、何か良い方法はないかと考えていたのですが、SDRのキットとして著名なSoftRock RXTX 6.3のプラグインの受信フィルタが目的に合うのではと思いつきました。さっそく試してみたのでその内容を書いておきます。

MacでSDRするならgqrxがとても簡単

gqrxというGUI付きのSDRソフトウェアがあるとのことなので、試してみることにしました。ところがソースをダウンロードしてビルドしようとしたのですが、OSXには無いlibpulseが必要とのことで引っかかっていました。ググってみたところ、なんとMac OS用にポーティングしビルド済みのバイナリがDekarさんのblogで配布されていました。これを試してみたところなんとも簡単にRTLドングルを使っていろいろ受信することができましたので、紹介したいと思います。