Computer & RF Technology

LPC-Link2にアンテナとスピーカを直結してAMラジオにしてみる

最小ハードウェアによるSDRの試みとして、LPC-Link2にアンテナとスピーカを直結してAMラジオにしてみました。マイクロコントローラの機能だけを使用して、RF信号の受信から、スピーカの出力まで、アンプも何も無しに放送を受信できています。

LPC4370 LPC-Link2でFMラジオの実装に成功しました!

最近作っているもの紹介第2弾です。LPC-Link2でFM受信機の作成にチャレンジしていたのですが成功しました。MCUのソフトウェアのみの実装によるダイレクトコンバージョンで、FM放送を受信できているのは、もしかしたら世界初かもしれないと思っています(Loとミキサ無しのSDRでという意味です)。

LabToolのMac対応をアップデートして本家に取り込んでもらう

半年ほど前にLabToolを入手し、簡単なレポートと、アプリケーションをMacでビルドする方法について以前書きました。LabToolはオシロやロジアナとなるハードウェアです。WindowsやRaspberry Pi用に公式にアプリが提供されています。若干の手順を踏めばMacでもアプリを動作させることができていました。

LabToolのソフトウェアをMac OSXでビルドする

前回からちょっと間が空いてしまいましたが、LabToolネタの続きです。改めましてLabToolについてですが、NXP/Embedded Artistsによって発売されている、ロジックアナライザやオシロ、シグナルジェネレータ機能を持つモジュールです。LPC-Link2というデバッガボードにアドオンすることで、これらの機能を実装しています。LPC-Link2とは、本来はJTAG等を使うためのデバッガインターフェースですが、汎用ボードとして使えるようにいくつものコネクタで、信号が外部に引き出されています。これに搭載されているMCUは、Cortex-M4/M0/M0というマルチコアARMのLPC4370というチップです。80MspsのADCを持っていたり、サブコアとしてCortex-M0を2つ搭載しているなどちょっと変わった機能を持っています。このMCUの機能を活用した例がLabToolということのようです。