Computer & RF Technology

ミニサイズのE4000+RTL2832Uドングルを入手しました

一番最初に入手したRTL2832UドングルはチューナチップにE4000を使用したものだったのですが、おそらく雷の鳴るなかに屋外設置の外部アンテナをつないだことが原因であっさりと故障させてしまいました。なかなか性能が良さそうだったのに、故障させてしまったのは残念でした。その後2つドングルを入手したのですが、E4000ではありませんでした。ebayを眺めていたところ、E4000の小さなドングルを見つけたので購入してみました。価格は$19.9。11/2に注文し、11/18に香港から到着しました。内容物は本体とアンテナ、カードが一枚です。

これまでと同様、rtl_testで確認してみます。期待通りE4000です。

$ rtl\_test 

Found 1 device(s):
  0:  Generic RTL2832U (e.g. hama nano)

Using device 0: Generic RTL2832U (e.g. hama nano)
Found Elonics E4000 tuner
Supported gain values (14): -1.0 1.5 4.0 6.5 9.0 11.5 14.0 16.5 19.0 21.5 24.0 29.0 34.0 42.0 

とても小型で25mmx35mm程度のサイズです。コネクタはMCX。

さっそくgqrxで145MHzを受信してみます。ちょっとノイズフロアは高めで、ウォーターフォールが全面緑色です。感度はまぁまぁです。435MHzもちゃんと受信できています。

例によって早速フタを開けてみます。RTL2832UチップはUSBコネクタの中に半分入って実装されています。基板が小さいだけに部品の間隔が狭いです。改造はしにくそうです。MCXコネクタの根元にはちゃんと保護ダイオードが実装されています。アンテナ入力部分はリファレンス回路図の通りのようです。

赤外線の受光部はケースに窓があるものの、部品は実装されていませんでした。

裏側にも部品が多数配置されています。放熱用のパターンやビアにはなっていないようです。

外部アンテナをつないで145MHzを受信してみたのですが、AMの混変調がありました。またノイズフロアが高く、ゲインの調節が必要なようです。最初のE4000ドングルと比べて感度も低めな気がします(今となっては実際に較べることができないのですが)。

これまで4つのドングルを入手してみたわけですが、較べてみた感想としては、性能と現時点の入手性、価格、改造のしやすさなどを鑑みると、R820Tを使用したものがお勧めだと思います。

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